中央アルプスの四季

season

春から冬まで1年を通して楽しめる
中央アルプス

中央アルプスは、高山植物や紅葉・雪山など
春から冬まで年間を通してお楽しみいただけます。
季節や目的に応じた楽しみ方をご紹介いたします

春の中央アルプス4〜6

SPRING

麓では桜が楽しめる千畳敷カールの春は、まばゆいばかりの残雪の世界。カール一帯は広大なゲレンデ。雪渓の上ではダイナミックなスノーボード・スキーやスノーシューなどの雪遊びが楽しめます。

スノーシュー

スノーシューは、お子様から大人まで気軽に楽しめるアクティビティ。スノーシューを履いて千畳敷カールを散策すれば、目の前には中央アルプスのシンボル「宝剣岳」、振り返ると南アルプス連峰と富士山をしっかりと見渡すことができます。千畳敷カールの真ん中で、360 度広がる雪山の絶景を存分にお楽しみください。

バックカントリースキー

氷河期に形成された雄大なカールは、ヨーロッパのアルプスを感じさせる険しい岩肌と、周りの雑音を全て吸収する白銀の世界。中央アルプスは、高山帯に位置し日本有数の春スキーエリアです。

夏の中央アルプス7〜8

SUMMER

とても爽やかな高山の短い夏。朝・夕は、冷ややかな大気が山頂を包みます。カール一帯は、高山植物のお花畑。クロユリ・コバケイソウ・イワカガミ・ツガザクラ・チングルマなどが可憐な花を咲かせます。真夏でも最高気温が20℃前後と、登山にもピッタリの季節。アクセスが良く、多くの山に囲まれた好立地から、多くの山好きが初心者・上級者問わず訪れる季節です。

高山植物

高山植物の宝庫として有名な千畳敷カール。約150 種類もの可憐な高山植物が色とりどり咲き乱れます。高山の清涼な風を感じながら、1 周 約45分の遊歩道を散策すれば、貴重な花々を間近に観賞できます。

登山・散策

バスとロープウェイを使って、どなたでも楽々2,612m の高山帯にアクセスできるので、登山やトレッキング初心者の方におすすめの山です。もちろん、登山上級者にとっても憧れの山。日本百名山の縦走は「登山愛好者だったら一度は極めたい」と言われるほどのコースです。

秋の中央アルプス9〜10

AUTUMN

秋には山頂から山麓へ、美しい紅葉が降りてきます。紅に、黄金色に染まっていく鮮やかな山肌。紅葉と緑のハイマツ、そして白い岩石がみごとなコントラストを描き出します。

紅葉

千畳敷カールの紅葉は、チングルマなど小さな高山植物たちの草紅葉から始まります。その後木々が色づき、9 月下旬~ 10 月上旬には千畳敷カールと宝剣岳を中心にナナカマドの赤色やダケカンバの黄色、ハイマツの緑と迫力ある岩肌が絵画のような景色を演出します。また、10 月中旬ごろは千畳敷カールの初雪の時季となり、タイミング次第では、「山頂の雪」・「山の中腹の紅葉」・「麓の緑の木々」と、幻想的な「三段紅葉」をご覧いただけます。

冬の中央アルプス11〜3

WINTER

純白の雪の世界は、清冽な美しさ。朝日に照り映えるファンタジックな樹氷のすばらしさに魅せられてしまいます。また、厳しい冬山登山にいどむ人たちの姿を目の当たりにできます。

星空

「標高が高いため、空気中のちりが少なく澄んでいる」「周辺に明かりがなく、非常に暗いため星がはっきり見える」「音がなく静寂に包まれた環境で観賞できる」という条件が整った千畳敷カールでは、なんと 3,000 個もの星が夜空を埋め尽くします。

樹氷

標高2,612mの厳冬期はマイナス20℃の世界。雪と氷で覆われた樹木が生み出す幻想的な「樹氷」をはじめ、「ダイヤモンドダスト」や「シュカブラ」、一歩踏むたびに甲高い音を発する「クリッキングサウンド(鳴き雪)」など、この時期にしか見られない景観が目白押しです。

雪山