ポイントと注意点

ポイントと注意点

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登山のポイント

山では、常に危険がともないます。また、ビギナーからベテランまでさまざまな登山者がいます。マナーを守って安全に登山を楽しみましょう。

足の裏全体を使って歩く
(ひきずると疲れやすい)
前の人が歩いたあとを
歩くのが安全
岩場の下では
しっかり両手を使う
落石は
大声で知らせる
リュックを背中に
くっつけると楽
縦長の荷物の方が
背負いやすい
急坂ではしがみつかず
体を立てる
登りより下りが難しい、
あせらずゆっくりと
山でのすれ違いは
登りの人が優先

登山での注意点

山の天候

山の天候は急変しやすく、気温も低いので、常に注意が必要です。夏の日中でも、平均12℃くらいです。日陰へ入ると肌寒く、薄着では寒いため、長袖の上着とズボンが必要です。靴は最低でも運動靴とし、そのほか手袋や帽子も不可欠になります。必携品ながら忘れがちな雨具については、特にご注意を。サンダルや半ズボンなどといった軽装での登山は、怪我のもとです。絶対にやめましょう。
また、登山中に稜線上での雷に見舞われたら、落雷しやすいので警戒を。雷雲が発生し、日中気温が異常に高くなったり低くなったりした際には、じゅうぶんに気をつけてください。

山での病気・体調管理

2,500m以上の高所に登っているとき、体は取り入れる酸素の量に順応しようとします。高度の上げ方が急激だったり、体調が万全ではないと、うまく順応できずに「高山病」を発症するケースがあります。「足がもつれる」「脈が速くなる」「頭が痛い・重い」「吐き気がする」「食欲がない」「脱力感がある」「胸焼けがする…」といった症状が出れば、高山病が疑われます。
対処方法については、症状が軽いようなら、同じ高度で休憩をとりましょう。通常、回復には一晩以上かかります。それでも良くならなければ、一度山を下って高度を下げましょう。高度を上げるのは厳禁です。症状が悪化する危険があります。

「危険は自分にある」を忘れずに

心臓の悪い方や、高血圧症などの内部疾患のある方、また、体調が優れない方は、気圧が低く酸素も少ない環境下にいる点を踏まえて無理せず登ることが大切です。ロープウェイの利用で簡単に2,600m以上へ登ることができますが、短時間での気圧の変化は、身体が順応しにくく、高山病にかかる方も見られます。日々健康に留意し、体調を万全に整えて登山しましょう。
霧などが発生した時は、慌てずに晴れるまで待って、周辺の地形や行き先を良く確認してから目的地へ向かってください。また、包帯や救急絆創膏などを持っていくと万が一の際に役立ちます。登山中は常に、「危険は自分にある」ことを忘れず慎重な行動を。